保育サービスのキッズコーポレーションは、障害を持つ子どもの学童保育に参入します。10月に東京都西東京市に施設を開く予定です。子どもの数が多く、都心部に比べると職員の採用や物件を選びやすい東京都西部や神奈川県など南関東を中心に開設を進めます。未就学児のみだった事業領域を、小学生以上にも広げていきます。

 障害のある子どもを放課後や長期休暇中に預かる「放課後等デイサービス」に参入し、「くれぱす」の名称で施設を展開します。対象は6~18歳。身体・精神・知的障害を持つ子どものほか、障害者手帳を持っていなくても、居住する市町村から放課後等デイサービス利用の支給決定を受けていれば利用できます。

 西東京市では1日あたりの利用人数は10人、30人程度の登録を目指しています。今後も同じ程度の人数規模で同様な施設を展開していきます。職員は1カ所につき保育士・介護士など資格を持つ人を4~5人採用し、放課後等デイサービスを提供する上で必要な研修を受講してもらいます。2016年度は3施設ほど、3年後に累計15~20施設を目指します。

 利用料は市町村が発行する福祉サービスを受けるための受給者証を持っていれば原則として自己負担率が1割で済み、1日あたり750~950円程度で収まるとみています。

 障害児は就職先が見つからず、独り立ちできないこともあります。そこで就職に役立つ技能を身につけられるよう、「遊ぶ・学ぶ・体験する」教育内容を充実させます。集中力向上や手先の運動、思考力向上、空間認識力向上に加え、他人との共同作業や順番待ちができるようになるなどの効果があると考えています。

 他社と連携し、プログラミングやブロックなどを使った体験イベントを開く予定です。3年後をめどに自社でもプログラミングや表計算ソフトのエクセルなどの技能が身につく教材なども開発していきます。将来は就職先の仲介まで手掛けていきます。

 今後も公立の小中学校における障害児の数や職員募集のしやすさ、駐車場の有無などに着目して立地先を選びます。初期投資への補助金など、行政からの支援が手厚い東京都の武蔵野市などが有望とみています。